
<イベントレポート>話題書著者がコラボ! 「『愛のある組織変革』は実現可能か?」 斉藤徹さん✕八子知礼さんのトークイベントが大盛況
6月1日、6万部を超えるベストセラー『だから僕たちは、組織を変えていける』の著者・斉藤徹さんと、新著で話題書の『DX CX SX』の著者・八子知礼さんの二人がコラボレーションし、代官山蔦屋書店にてトークイベントが開催されました。

リアルの会場には20名(満員御礼)、オンラインでは152名参加され、大盛況のイベントとなりました。


デジタル化とヒューマニティーの両立は可能か
「DX」や「デジタル化」が近年、企業や組織の変革に求められています。
そんな中、人間性はどこまでリスペクトされるのか。
「愛のある組織変革」はもう、時代遅れなのか。

デジタル化を伴う組織変革において、実は「人間の変容(ヒューマン・トランスフォーメーション)」こそが大事なのです。
設備やデバイスなどの「フィジカル」なものへの投資は、期待通りの結果が得られます。 しかし、それらを扱う「ヒューマン」は、曖昧模糊とした存在であり、 必ず向き合わなければならない課題となって私たちの前に立ちはだかるのです。

では、組織において「ヒューマン」と向き合う時には何が必要なのでしょうか。
「デジタル化が目的化していないか」
「新しい変化を拒んでいないか」
「人を『それ』と扱ってしまっていないか」
このような自問自答を、会場の一人ひとりが真剣になって考え、自分の組織や自身を省みている様子でした。

「意味」と「希望」を伝えるのがリーダーの役割
一方で、参加者に希望を感じさせるおふたりの熱くて優しい「愛」のあるトークに、会場は温かい笑顔に包まれていました。
リーダーは「意味」と「希望」を伝えて、メンバーの「夢中」をつくってあげる人。

また、これからの時代は「シェアドリーダー」という、適材適所でそれぞれがリーダーシップを発揮するリーダーシップの在り方が求められるといいます。

デジタル化を推進する。でも、そこには人間性の尊重が欠かせない。むしろ、関係性づくりから行っていかないと、デジタル化が目的化してしまいます。
組織は人間がいてこそ。だからまずは愛のある組織を目指すこと。
「なぜDX化するのか」という問いに全員が立ち返り、自分の中に答えをみつけるセミナーとなりました。
(写真提供:クロスメディアマーケティング 鈴木翔太)